東洋経済 『マンション絶望未来』2018/12/8号

東洋経済 マンションの陳腐化

東洋経済 『マンション絶望未来』18/12/8号 p.18~25

首都圏マンション販売の最近の変貌を解説。
非常に分かりやすかった!

□新築・分譲マンションが売れない!□
首都圏分譲マンション平均価格はバブル期並みに高騰。
2018年 5,962万円
1991年 5,900万円

■新築マンション価格は4つの合計
1.土地の購入価格 [原価率3割]
2.建設費 [5割(原材料1割5分+内外装工賃2割5分+建設企業利益1割)]
3.販売管理費(広告+管理費) [1割]
4.業者の利益 [1割]
マンション販売業者の粗利(3.販管費+4.利益)は大体2割~3割で設定されている。

[価格上昇の要因]→1.土地代と2.建設費の上昇
販売企業は利益を確保するため値上げを余儀なくされている。

※費用上昇を間取り合理化(部屋狭、安資材)で補ったが、
住居狭く、安っぽい内装がかえって購入者を遠ざける結果に。

【ここ3~4年の新築マンション販売減 ポイント】
1.土地代+2.建設費の上昇で販売価格値上げ↑

2.利益確保で間取り狭くが流行→△狭い+△安っぽい素材

3.価格に見合わないチープな仕上がりにブーイング

4.購入見送り

■新築マンションの異変にいち早く気づいていた人々
『マンション愛好家ブロガー』の方々・・愛好家は情報分析力がほんとに鋭い!

■「のらえもん」さん・・東京湾岸エリアのマンションウォッチ
最近の新築マンションは、まるで安い賃貸アパートのように映ると。
[理由]
・天井が低い
・部屋の中に柱が食い込み出っ張るインフレーム物件の増加
アルコーブなしの新築物件(従来では考えられないと)

■「星直人」さん・・ブログ「マンションマニア」管理人
[理由]
・最近は間取りの工夫がない
・なのに新築価格が上昇中
・今は新築より中古の方がお勧めしたい